豊田市自然観察の森にやってきた年長児。
森の中は、子どもたちの心をギュッと掴むもので溢れています。
し~っ…
誰かが声を潜めるようにと、合図を送ります。
?…なぜ
(イノシシの旦那が聞いているかもしれないんだから)
黄色い葉っぱが道に散らばっている所を通り過ぎようとした、その時。
「これは、みかんの皮だっ」
(リュックの中から取り出してみかんを食べたエルマーが、うっかり皮を地面に落としたんだ…もう少しでイノシシの旦那に見つかりそうで、ひやひやしたよ…)
年長児のやり取りは?…そうなんです。
エルマーの冒険の世界。
3学期に入ってから毎日のように担任が語る童話『エルマーのぼうけん』を楽しんでいる年長児は、森の中で自分自身がエルマーになりきっていたのでした。
空気がひんやりしていて日中の最高気温も一桁だったこの日、年長児は寒さを気にする様子は全くなく、心の底から森を満喫していました。