この季節、年長児は機織りに取り組みます。
お気に入りの毛糸を『ヒ』に巻き付け、たて糸の間を上に下に通していきます。
毛糸が一列分通ったら、『オサ』でトントンと横糸を詰めていきます。
この作業を繰り返し繰り返し根気よく続けるのです。
そこに、興味津々のまなざしが集まりました、満3歳児たちです。
お兄さんたちの手の動きにすっかり魅了された子どもたちは、しばらくの間その場を離れることはありませんでした。
こうして、年上の子どもがする事を年下の子どもがじっくりと見る時間は貴重です。
小さい子どもの『見て学ぶ』力は特別優れているからなのです。