長老金魚が言いました。
―そろそろかな?
年中の部屋の方から、2つの足音が近づいて来ます。
―おっ、今日は君たちなんだね。
肩に当番バッジを付けた2人です。手には、金魚のエサが入っている容器を持っています。
ポトン…
「あ、食べた♡」
満足した様子で、2人の年中児は部屋に帰って行きました。
―ごくろうさん。美味しかったよ。
子どものことが大好きな長老金魚も、とっても嬉しそうです。