園庭のカキの木に、鈴なりに実がつきました。
おいしそうに色づいて、枝が折れそうになっています。
「もう いいよー」
カキの木が子どもたちを誘います。
枝からカキの実をもいで、早速ご馳走になることにしました。
皮をむくと、甘い匂いが周りに広がります。
あっという間に、子どもたちが集まってきました。
皮をむいて半分に切ると、歓声が上がります。
「あっ、種入ってる」
子どもたちは、待ってましたとばかりにカキに手を伸ばします。
甘いカキに、思わず笑顔・・・
「おいしい!」
「おいしいね」
あちらこちらから聞こえてきます。
食べた後には、種をしっかりと握り、ある子どもはカバンの中に、またある子どもは土に穴を掘って埋めました。
芽が出るといいな・・・
子どもたちの期待は膨らむばかりです。