分かち合う

登園してきた子どもたちが

目を輝かせて教えてくれました

「ほら!みて!」

まなざしの先には真っ赤ないちごが鈴なりに実っています

 

白いイチゴの花から小さな実ができ始め

緑のいちごになりました

「みどりだねぇ」

「赤くないねぇ」

「食べてもいい?」←待ちきれなくてこの一言

 

それでもぐっと我慢していちごが赤くなるのを待ちました

その間、赤いイチゴになる途中のいちごが小さな一口だけかじられて

そっとプランターのそばに置いてあることもありました

きっとまだ人間の子どもの口には収穫が早すぎて合わなかったのでしょう

 

いよいよ赤く色づいたいちごは

子どもたちの口に入るのでしょうか

それとも鳥たちの口に入るのでしょうか

仲良く分かち合えるよう祈っています

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