この頃、本園のブームは《大きな大きな穴掘り》です。
スコップを手にした園児たちが、セッセと穴を掘り続けるのです。
やがて、満足そうに手を休めると、次に先生を呼びに行きます。
「目をつぶってね、こっちに来て」手を引いて、慎重に案内します。
「目、開けちゃだめだよ」念を押して案内します。
穴の近くに先生が到着すると、周りの子どもたちが期待で目をキラキラさせながら様子を見守ります。
「わ~!! びっくりした~!」
先生の声に、子どもたちは『シテヤッタリ』大満足です。
こうして、再び穴を掘り始め、次の先生を呼びに行くのでした。