風のない静かな朝でした。
昨日のうちにすっかり黄色に色づいたイチョウの葉が、音もなく枝を離れて、どんどんどんどん落ちていました。
見る見るうちに、イチョウの木のてっぺんが枝だけに・・・
そうして、地面は黄色に輝きだしたのです。
登園したばかりの園児は歓声を上げ、落ち葉の上を走りだしました。
「わー、フワフワだー」「寝転がってみよう」「ほうら、葉っぱの雨だー」全身で葉っぱと戯れています。
優しい秋の陽が、園児たちを包んでいました。(シ・ア・ワ・セ)